ネットショップを開業するにはどれくらいの時間がかかり、どれだけタスクが必要なのかということをまとめました。ネットショップの開業にあたっては、運営者自身の作業よりも運送会社契約やクレジット決済の手続きなどに時間がかかるので、すべてのタスクを理解して段取りよく進めることが重要です。
ネットショップの開業自体は1日で可能。決済を揃えると1か月半ほどの期間
ネットショップを開業しようと思った場合に、最短でとれくらいの日数が必要なのかということと、最低限のタスクをまとめました。
ネットショップ開業までに一番時間がかかるのは各種決済の準備です。各種決済には手続き期間が必要となるので、その期間を見越してスケジューリングする必要があります。
結論から言うと、開業自体は1日で可能。決済を揃えると1か月半ほどの期間が必要となります。
私がネットショップを新規開業する場合には、時間のかかる商品登録を除けばネットショップの形だけはほぼ1日でできます。
ネットショップ開業までのスケジュール
ネットショップの開業までのスケジュールをまとめました。
全体として、カラーミーショップで開業をする前提でスケジューリングをしていますが、他のサービスでも同じような期間で可能です。カラーミーショップの場合、ステップごとにナビゲーションされますが、こちらのリストで全体像を把握しておくことで、さらにスムーズに進行することができると思います。
0日目:商材、仕入れ先の決定とサイト名やドメインの決定
ネットショップ開業以前の問題とも言えるかもしれませんが、商材と仕入れ先がなければ、何も始まりません。むしろ、商材と仕入れ先の決定がもっとも時間がかかるとも言えます。
そして、商材が決まれば、サイト名とドメインを決定します。を決めましょう。また、独自ドメインでの運営が望ましいので、ショップ名は希望の文字列で独自ドメインが取得できるかを確認しておきましょう。
ここまで決めることが一番時間がかかると言っても過言ではありません。ここまで決まればあとは粛々と作業を進めるだけです。
1日目:カラーミーショップへの申し込みと独自ドメインの設定
まずは、カラーミーショップへの申し込みまでを済ましておきましょう。同時にドメインも取得をしておきましょう。
1日目:運送会社契約は早めに手配が必要
運送会社との契約はサイト名(ショップ名)が決まればすぐにできます。
契約時の発送数などは見込みで構いません。なぜ、運送会社契約を最初にするかと言えば、代金引換での発送ができるようになるには時間がかかるからです。代金引換が利用可能になるまで1か月半ほど必要です。
2日目:決済会社との契約に必要な事項である「特定商取引法に基づく表記」と「商品の登録」から優先して進める
2日目からは、クレジット決済や後払い決済の申し込みに必要なことを優先して進めます。クレジット決済や後払い決済に必要なことは、「特定商取引法に基づく表記」と「商品の登録」です。
テンプレートを選ぶのに最初は迷ってしまいますが、まずは適当なテンプレートを選択して、「特定商取引法に基づく表記」と「商品の登録」の登録を進めてください。
特定商取引法の内容は正確に
各種決済会社の審査を通過するためには、特定商取引法の内容が重要となってきます。こちらの内容は正確に記入してください。
商品情報の登録(5~10点ほど)は、何を売っているのかがわかれば十分
クレジット決済、後払い決済の審査などに商品情報が必要となります。 本格的な商品ページは改めて作ればよいです。この段階では何を売っているのかということがわかれば十分です。
商品画像、商品名、価格、商品説明を登録した商品を5~10点作ってしまいましょう。
配送方法、配送料金の登録
決済会社から配送方法と配送料金について必ず質問されますので、仮の内容で良いので設定してください。この時点では、全国一律1,000円といった形で入力していも問題ありません。
この時点でネットショップを開業状態に変更
ここまでできたらネットショップを公開します。決済会社に見てもらうための公開であり、販売のための公開ではありません。ネットショップに人が来たら困ると思うかもしれませんが、この段階では基本的には誰も来ません。不安であれば、サイトトップのお知らせで「開業準備中」と書いておきましょう。
決済は銀行振り込みのみしか用意できませんが、この時点でネットショップとしては機能させることができます。
3日目:クレジット決済、後払い決済の申し込み
ネットショップの公開が終われば、クレジット決済、後払いの決済の申し込みができます。カラーミーショップに提携のクレジット会社、後払い会社(カラーミーペイメント)にWEBから申し込みをします。
必要書類の取得を忘れずに
クレジット決済、後払い決済の申し込み後に、個人なら住民票、印鑑証明、法人なら登記簿、全部履歴証明書など必要な書類が案内されますので、市役所や法務局に出向いて取得します。
4日目:Google アナリティクス、Search Consoleの設定
検索エンジンからの流入を増やすためには、1日でも早くGoogleにネットショップの存在を知らせる必要があります。そのためには、GoogleアナリティクスとSearch Consoleの設定をします。
4日目~7日目:テンプレート選び、商品ページ作成
決済会社の審査と運送契約の手続きを進めている間に、ネットショップを本格的に構築をしていきます。
具体的には、テンプレートを選ぶことと商品ページを作成していくことになります。
また、この時点で受注確認メール、発送完了メールなどのテンプレートを用意していきます。
重要なことは、見た目のカスタマイズよりも商品点数を1点でも多く掲載することと商品説明を充実させることです。
自分のネットショップだからと見た目にこだわりがちなのですが、残念ながら多くの人はスマホで見るので苦労して作ったデザインや画像の意味があまりなかったりします。
決済が利用できるようになった段階で決済方法の登録・設定
カラーミーペイメントなどの決済会社から審査完了の通知が来たら、決済方法の登録・設定をします。
1か月~1か月半ごろ:商品代引きの設定
初日に運送会社に依頼した商品代引きが1か月~1か月半ほどで可能になりますので、決済方法として設定をします。
最低限のタスクは以上。待ち時間を作らないようにするのがポイント
ここまでこれば、商品点数を増やす、広告を利用するなどの本格的な運用に入ります。
ネットショップ開業のポイントは冒頭に書いたように、自分ではコントロールできない決済会社と運送会社の契約をできるだけ早く進め、審査期間等で決済の審査期間で待ちが発生しないようにすることです。
ちなみに作業を進める間もずっとショップはSEO的な観点からオープンしておいた方がよいです。