ネットショップを運営していて悩ましい問題の一つがSEO対策です。多くのネットショップ運営者がネットのプロではないということや、SEOというものが自店と他店の相対的な結果であることからこうすればよいという手法が無いという点が運営者を悩ましていると思います。その中で運営者が手間をかけず、かつ有効な方法が商品ページでレビューを表示するという方法です。
SEOの本質的な対策はテクニックではなく利用者にとって役に立つページを提供すること
SEOについてさまざまな業者が営業をしてきたりしますが、業者が伝えることができるのはSEOの基本的なテクニックです。ですが、Googleはその理念に「ユーザーの利便性が何よりも第一」と挙げているように利用者に有益な情報を提供することこそがもっとも重要なSEO対策です。私を含めWEB制作をしている立場としてSEO上しておかなければいけない技術は伝えることができます。また、もう一歩踏み込んで「ユーザーに役に立つコンテンツとは。。。」という話くらいまではできます。それ以上となると、お客さまの業界を何かの理由で詳しく知らない限り具体的なアドバイスはできません。私が提供しているホームページ制作サービスでも、定期的に通ってくれているお客さまの場合には事業内容や競合の状況がわかってきますので、具体的なアドバイスをさせていただいていますが、一見さんでは難しいです。
▽ちなみに私が提供しているのはこちらのサービスです。ホームページ等も一から作れるように指導しています。Skypeなどでの遠隔指導も可能です。
では、有益なコンテンツとは何かと言えば、ネットショップにおいては商品のことがよくわかる、疑問が払拭されるということだと思います。Amazonでも、昔はレビューだけでしたが、最近ではカスタマーQ&Aや商品比較があります。これは購入を検討している人にとって有益な情報だから提供されており、購入率が向上するだけでなくSEO的にも効果があるのだと推測できます。
▽レビューだけでなく、カスタマーQ&Aや商品比較がある商品の例
とはいえ、他店でも取り扱いのある商品の場合には、商品説明で他店より有益な商品ページに仕上げるというのはかなり難易度があります。そこで有効なのが購入者による商品レビューです。
商品レビューは自動的に強化されるSEO対策
商品レビューは、購入者によって投稿されるのでレビューが投稿される仕組みができれば自動的に強化されます。特に商品ページにレビューを表示するようにしておけば自動的に商品ページのSEOが強化されることになります。
私がいつもオススメしているカラーミーショップの場合、有料テンプレートであれば商品ページ内にレビューを表示させる機能があるものもありますが、商品ページにレビューを表示させるにはカスタマイズが必要な場合もあります。自分でできなければクワウドワークスなどで依頼をすれば、1~2万円くらいで対応してくれる人を見つけることができると思います。
商品レビューによって、販売者が使えない単語、キーワードが増える
商品説明を作る場合、販売者としての記述になりますから、どうしてもその表現に限界があります。商品レビューを投稿するのは購入者ですので、表現に制約がありませんので自由な単語を使うことができます。
あまり大きな声では言えませんが、どうしても伝えたいけども商品説明で販売者として書くのは難しいことは自作自演の商品レビューを使うというのは有効な方法の一つです。
購入率の高いページはSEO上も強力なページである
レビューはどうしても購買率のアップ側に目が行きがちですが、ここまで書いたようにSEO上も有効です。ちなみに購買率が高いページはそれだけ利用者が購買決定につながる情報提供できたということになりますので、SEO上も強力なページである可能性が高いです。SEO対策にお悩みの方は、業者やテクニックに頼るのではなく、どうすれば利用者が購入しようと思えるのかという視点で考えるのが最終的にはSEOの強化につながると思います。