ネットショップの基礎知識

ネットショップと実店舗の違う点|別物と言えるほど違いがある

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ネットショップと実店舗の違う点

実店舗を運営したことなく、ネットショップをする人にとってはあまり重要ではないかもしれませんが、実店舗とネットショップは完全に別物です。その違いとなる点をまとめてみました。

ネットショップと実店舗の違いは想像以上に大きい

ネットショップと実店舗の違いは想像以上に大きいと言えます。下記の7点について違いをまとめてみました。

  • 営業時間のないネットショップと営業時間のある実店舗
  • お客さんの顔が見える実店舗と顔が見えないネットショップ(接客の有無)
  • 商品実物を触れる実店舗と触れないネットショップ
  • 商品の渡し方、渡すためのコスト(陳列コストと発送コスト)
  • 開業コスト、運営コストの差
  • お客さんに認知されやすい実店舗と見つけてもらう必要のあるネットショップ
  • 地域で戦う実店舗と日本全国で戦うネットショップ

営業時間のないネットショップと営業時間のある実店舗

ネットショップは当然のことながら24時間、いつでも営業しています。この営業時間はネットショップ運営者にとっては少し悩ましい問題ではあります。

実店舗であれば、営業時間というのが明確ですが、ネットショップには営業時間という概念がありません。しかし、スタッフの人の働く時間は決まっています。

問い合わせをしてくるお客さんはいつでも営業していると思っていますが、ネットショップを運営している側は実際には24時間、人がいるわけではありません。

私の体験例としては、深夜1時ごろに問い合わせがあり、朝までに何通も「いつになったら返信くれるのか」というメールが送られていたことがあります。これは極端な例ですが、土日などお客さんが期待している対応スピードと実際に対応できるタイミングに相違が出てしまい、クレームになるケースがあります。

お客さんの顔が見える実店舗と顔が見えないネットショップ(接客の有無)

実店舗ではお店側からお客さんに接客をすることができ、そこから売上につなげることができますが、ネットショップでは問い合わせに対する接客は可能ですが、こちらから接客をするということができません。

問い合わせについても実店舗であれば、お客さんはその場でスタッフに質問できますが、ネットショップではメール等で問い合わせをする必要があります。実際には、問い合わせをしてくるお客さんは少ないので、商品説明などでお客さんの疑問を解消するようにしないといけません。

商品実物を触れる実店舗と触れないネットショップ

商品実物を触れるか触れないかという違いがあります。購入する側からすると大きな違いです。扱い商品によっては、触れないことによる疑問をどのように払拭できるかということが大きなポイントとなってきます。

ネットショップでは、商品画像や商品説明をどのように作るのかということが重要になってくるということです。一方で、実店舗では付き物の万引きリスクなどはゼロとも言えます。

商品の渡し方、渡すためのコスト(陳列コストと発送コスト)

実店舗ではその場で商品をお客さんにお渡しできますが、ネットショップでは配送というのが必ず必要です。また、そのためのコストとして送料や梱包資材などが発生します。

実店舗が商品陳列にコストが必要なことに対して、ネットショップは発送処理にコストがかかるとも言えます。

開業コスト、運営コストの差

実店舗であれば、売れる立地(家賃)、外装、内装とお店を用意するだけで大きなコストが発生し、稼働時には店員の人件費が必要となります。

一方で、ネットショップの場合には、極論、サーバ代(月数千円)しか必要がありません。事務所を構えて人を雇用する場合にも、場所は選びませんので家賃が高いオフィスを用意する必要もなく、実店舗ほどの人員は必要ありません。

お客さんに認知されやすい実店舗と見つけてもらう必要のあるネットショップ

実店舗であれば、お店の存在そのものが宣伝になります。良い立地に見た目のきれいなお店であれば、それだけでお客さんへのPRとなります。一方で、ネットショップの場合には、どれだけきれいなデザインのネットショップもお客さんに見つけてもらわないといけません。

宣伝において、実店舗の場合には、チラシや看板等が主軸ですが、ネットショップの場合には、SEO対策やSNS、ネット広告が主軸となります。

地域で戦う実店舗と日本全国で戦うネットショップ

実店舗の場合には、商圏となる地域のお店が競争相手となります。実店舗の場合には、競合のお店の存在は認知できますし、売上状況(お客さんの入り具合など)も見えます。つまり見える敵を相手に地域内で戦うことになります。

一方で、ネットショップの場合には、日本全国にあるネットショップが敵となります。(物によっては全世界のお店が競合です。)しかも、相手の売れ行きはわかりませんし、場合によっては存在する把握することができません。

 







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