ネットショップに限らず実店舗であってもオリジナル商品というのは、集客や固定客につなげることのできる有効なアイテムです。
でも、メーカーじゃないからオリジナル商品なんかできない
と思っている人が多いと思います。発想の転換でメーカーで無くてもオリジナル商品は可能です。
売り方一つでどんな商品もオリジナル商品になる
このお店でしか購入できない商品があるというのはお店にとって大きな強みです。ですから、自社ブランドの商品を販売することができればお店の特長になるうえ、自社開発商品というのは大きな利益率になりますので、多くのお店が将来は・・・と考えながら日々の運営をされています。
本当のオリジナル商品は実はなかなか売れない
ですが、本当のオリジナル商品は実はなかなか売れません。なぜなら、その商品を知ってもらう事の方がもっと難しいからです。
ですから、理想は、たくさんの人が知ってるけど、このショップでしか手に入らないという状況です。メーカーなどと独占販売の契約を取ることができれば最高です。知り合いで海外のさまざまな商品を独占販売契約を結んで販売している人がいます。商品の目利きができれば、大きな利益が見込めます。
しかし、実際にはなかなか難しいことです。では、どうしたらよいかというと・・・
同じ商品でも数量や組み合わせの工夫で大きな特長になる
意外と盲点ですが、商品の数量や組み合わせの工夫もオリジナル商品です。
普通なら1つしか買わないので、1つずつの販売しかされていないものを10個パックにして、少し安くすることで主婦が共同で購入してヒットしたなんて事例があります。同じ商品でもターゲットの置き方で販売の結果が変わってきます。
例えば、私が運営している業務用の糸のネットショップですが、
こちらは糸を使った編み物教室や織物教室をしている人をメインターゲットとしています。個人をターゲットにするのであれば、もっと小分けにした方が利益率はあがります。そして多くのお店は小分けにしています。上記のサイトは別の事情で早く、まとめて販売したいということがあり、大量の糸をまとめて購入してもらえるように考えて運営しています。
「アパレル・ファッション系ならオリジナルコーディネートでの組み合わせ」というのも一つの方法です。 自分の取り扱っている商品を意外な組み合わせをして販売してみると意外な成功が待っているかもしれません。
新たな在庫を抱える必要がないので、固定概念にとらわれずに工夫してみては?
数量や組み合わせの変更は、通常、販売しているものなので、あらたに在庫を抱える必要もないのでお手軽に始めることのできるオリジナル商品です。
時にはターゲットがわからないまま、数量を変更して販売してみると意外なターゲットが購入してくれる可能性もあります。
難点は在庫管理が複雑になること
1つ難点としては、組み合わせ販売と単品販売で在庫管理が難しいということがあります。組み合わせ商品がたまにしか売れないのであれば、手作業で更新すればよいでしょうが、人気が出て、在庫管理が大変だということであれば、ネクストエンジンなどの在庫管理ツールをうまく使えば、自動的に在庫を調整してくれます。
ネクストエンジンとは
複数のネットショップの受注管理や在庫管理ができるWEBサービスです。ショップ規模が大きくなると欠かせない存在となります。