ネットショップの運営というと、ホームページ作成の知識やHTML・CSSの知識、画像作成の知識などが必要と思いがちです。確かにあるに越したことはありません。ですが、ネットショップの経営者として必要なのはネットショップ作成スキルではありません。スキル的に不足していることはクラウドソーシングを活用してネットショップ経営に集中するようにしましょう。
ネットショップ経営者に必要なことは制作スキルではなく、売るにはどうしたらよいか考えること
ネットショップの経営がうまくいかないという相談の中に、HTMLがわからない、画像作成ができないからということがあります。
確かにスキルはあるに越したことはありません。ネットショップ経営者に必要なのはスキル的ではなく、売るにはどうしたらよいのか考えることです。
HTMLがわかるわからないではなく、どのようなネットショップにしていくのか?を考えること、画像作成ができないと悩むのではなく、どのような画像が必要なのか?を考えることです。
ネットショップ経営者がもっとも大事にすべきは商品と仕入れ
ネットショップに限りませんが、小売りでビジネスをする以上もっとも大事なのは商品と仕入れです。売れる商品を安く仕入れることができれば、成功が見えたと言っても過言ではありません。
そしてそのためには、売れ筋商品、トレンドの把握や仕入れルートとの交渉、そして、仕入れた商品を魅力的に見せる商品説明の作成があります。
この点に集中できる環境を如何に用意できるかということがネットショップ経営の成功可否と決めるといってもいいでしょう。
技術はお金で解決できる要素が大きい
ネットショップを運営に手をこまねいている人は、「私はパソコン苦手なので。」とか「インターネットとかわからなくて」と技術面の話をされます。
確かに一定レベルの知識は必要ですが、技術というのはお金で解決できる可能性が高いです。特に最近では、「クラウドワークス」や「Lancers」、「シュフティ」のようなクラウドソーシングがあります。
例えば、カラーミーショップのテンプレートのレイアウトを少し変更したい、画像やテキストを追加・変更したい、もっとセンスの良いネットショップに作り替えたいと思っても、知識がなければなかなか手をだせません。
もし、これをクラウドソーシングで依頼した場合の相場は、カラーミーショップのテンプレートの変更ですと、5,000円~2万円くらい。バナーだと3,000円~という感じです。
クラウドソーシングを活用することで学習にもなる
自分のネットショップをカスタマイズしたくても、知識がないと何から手をつけて良いのかわかりません。一度、クラウドソーシングを活用して外注してみれば、何を変更する必要があるのかがわかってきます。
発注を繰り返すことで学習しないといけないポイントがわかるようになってきます。
クラウドソーシング活用の注意事項は依頼内容を明確にすること
クラウドソーシングを活用して失敗するケースとしては、発注内容が正確に伝わっていなかったということがあります。
そういったことの内容に、依頼内容を明確にしましょう。例えば、テンプレートの変更の場合には、変更後の姿をWordやExcelや手書き資料でも構わないので、図示することで齟齬がでなくなります。
画像作成やイメージ変更の場合には、具体的なイメージをできるだけ伝えるようにしましょう。 参考になる画像やサイトを提供するのもいいでしょう。 「女の子ぽいサイト」とか、「かっこいいサイト」とか極端に言えば「儲かるサイトにしてくれ」(ほんとにあるんですよ。こういう依頼)といった依頼では、仕事をする相手も警戒しますのでなかなか作業してくれる人が見つからなかったり、高い提案をされることになります。
制作会社を活用するかクラウドソーシングを活用するかは状況による
クラウドソーシングは仕事を安く頼むことができますが、作業を明確にして依頼するからこそ安く依頼できると考えてください。相手のスキルもわかりませんが、依頼が明確であればあるほど正確にこちらの要望に応えてもらいやすいです。
一方でふわっとした依頼を頼むのであれば、顔を突き合わせて相談できる近くの制作会社の方が良い場合もあります。
覚えたスキルで収入を得ることもできる
クラウドソーシングでは発注側だけでなく受注側になることも簡単にできます。覚えたスキルを活用して収入を得ることもできます。
単価は安くても単純作業もたくさんあります。空いた時間を活用して収入を得るというのも一つの方法です。クラウドソーシングの代表的なサービスとしてLANCERSやクラウドワークスなどがあります。