発送、梱包、運送関連

発送代行の委託は実質費用が掛からずに発送作業の軽減と倉庫費用の削減につながる

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発送代行の委託で発送ミスを減らし費用も削減

ネットショップの売上があがると毎日発送する商品の数も増えてきます。毎日、商品の荷造りをして宅配会社に渡すだけで1日が終わるという嬉しいような虚しいような日々になります。発送数が増えると商品の入れ間違いや送り先間違いなどのミスも発生し始めます。当然のことながら入荷商品の整理も発生し、倉庫スペースのやりくりも必要となります。商品の内容にもよりますが、1日の発送数が20~30個を超えだすと発送代行への委託を検討するタイミングです。ネットショップだけでなく、オークションやフリマサイトなどでの販売でも物流・倉庫会社の利用は可能です。

発送代行を委託すると発送ミスを減らし費用も削減できる

もともと私は自宅でネットショップを運営しており、在庫もすべて自宅保管、発送・梱包も自前でしてました。小さく運営をしている間は、自宅の空きスペースの活用にもなり、副業時代には会社から帰ってから1時間ほどの発送準備をするだけでよかったのですが、月商が200万円を超えだすころから、毎日の発送数が30個以上となり、ミスや問題が発生するようになりました。

自宅で自分で商品管理、発送をしていることで発生した問題

商品の入れ間違い、送り先間違いなどのミスの発生

作業スペースが十分に取れないため、商品を入れ間違えたり、送り先を間違えたりすることが発生し始めました。商品の発送ミスは大きなクレームになり、最優先の対応事項となります。結果として、商品の再発送による利益の損失やお詫び対応による時間の損失により、時間が足りなくなり、さらにミスをしてしまうという悪循環になりかけたこともあります。

在庫スペースに限界があり、売切れによる販売機会損失

自宅の空スペースを在庫保管スペースとしていましたが、売上アップとともに、一部屋をつぶし、ガレージをつぶしとスペースを確保してきましたが、どうしても限界があります。スペースが足りないことによって商品の売切れが発生し、販売機会損失が発生しました。

梱包、発送作業以外のサイト更新の時間が取れない

梱包、発送作業だけで1日数時間が必要となりだすと、梱包、発送作業だけで時間が取られてしまいます。また、梱包、発送作業というのは軽い肉体労働になりますので、サイト更新のような頭を使う作業への切り替えもしにくくなります。そうなるとサイト更新やメルマガ配信などがおろそかになっていきます。

1日休むと発送物が溜まるので休めない

ネットショップの表記上は土日休みとしていても、ネットショップ上では売上はあがっていきます。1日休むと翌日には2日分の梱包・発送作業が必要となります。2日分となると時間が足りなくなったり、入れ間違いなどのミスが発生しやすくなるため、なかなか休みが取れなくなっていきます。

在庫スペース、マンパワーの問題で売れ時を逃す

クリスマスなどの売上が上がるタイミングであっても、在庫スペースに限りがあったり、梱包・発送ができるマンパワーを確保できないために、大きく売上をアップできる機会を逃してしまいます。

上記のような問題から発送代行をしてくれる物流センター、倉庫会社の利用を検討しました。各社にあってみると

発送代行をお願いしても、発送作業を委託しても総額の費用は変わらない。むしろ安くなることがわかりました。

なぜ、物流・倉庫会社に委託しても費用は変わらないのか?

複数の業者に話を聞き、見積もりを取ったところ、業者によって、見積もりの方法が異なってくるのですが、おおよそ以下のような金額となります。

・システム使用料:20,000円
・保管スペース:20,000円~40,000円(現在は、6畳のスペースいっぱいレベル)
・発送代行費用:120~150円/件
・商品の入庫費用:10~20円/個
・宅配会社の運賃:倉庫との契約により佐川急便、ヤマト運輸正規料金よりも安い

最後の宅配会社の運賃が肝となります。倉庫は大量に発送をすることができるので、自分のお店単独で運送会社と交渉するよりも送料が安くなります。その差額で他の費用を賄うことができます。運送会社との契約運賃については、ビジネスマナーとして公開すべきではないと思っていますので公開しませんが、これまでの私の契約も相当に安く契約をしていました。(物流会社にも驚かれる金額でした。)しかしながら、物流会社、倉庫会社は大量に荷物を発送しますので、さらに安く契約をすることができます。

また、自店だけですと複数の運送会社を使うことは契約の個数確保やオペレーション上の問題から難しいのですが、物流会社に委託することで複数の運送会社を使い分けることで送料をさらに削減することができます。例えば、佐川急便は全体的に安いですが、沖縄や離島は運賃が高いです。ヤマト運輸の場合、県単位での料金設定のため、離島であっても料金は変わりません。このようなことを積み上げると総額では大きな金額となります。

物流会社、倉庫会社に発送代行をしてもらうメリット

在庫保管スペースを拡張、縮小しやすい

在庫保管スペースを状況に応じて、拡張、縮小することが容易にできます。また、使ったスペース分だけの請求となるので、リーズナブルになる。

商品を間違える、発送先を間違えるなどのミスが起きない

物流会社、倉庫会社では、商品をバーコード等で管理をしています。そして、誰がやってもミスが起きないようなシステムとなっていますのでミスが発生しません。

繁忙期等、売上に応じて人員を配置してもらえる

繁忙期や売上の増減に応じて人員を配置してもらえます。繁忙期だからといって慌てる必要がなくなります。

費用は増えずに使える時間が増える

前述のとおり、宅配会社の運賃契約が有利になりますので、その差額で保管費用などを賄えます。当然、これまでに時間を使ってきた梱包・発送作業は必要ありません。結果として費用は掛からずに使える時間が増えます。私の場合には自宅の空き部屋を使っていたので、総額では同じか少し高くなるくらいになりましたが、倉庫などを借りている人の場合には、絶対に総額は安くなるはずです。

倉庫費、人件費などの固定費を変動費にできる

倉庫の費用や発送にかかる人件費を固定費から変動費にできます。ネットショップでは急にモールのアカウント停止などで売上低下することもあります。特に人件費が固定費になっていることでそういった場合のダメージが少なくできます。

では、デメリットはないのかというとあります。

物流会社、倉庫会社に発送代行をしてもらうデメリット

土日や長期休暇の対応をしてくれる物流・倉庫会社は少ない

土日やお盆、ゴールデンウィーク、年末年始などの長期休暇の際に対応をしてくれる物流・倉庫会社はあまりありません。発送タイミングとして、その点が問題になる商材の場合には難しいかもしれません。

商品が手元にないので質問に答えにくい

商品に対する質問などがあった場合、手元に商品がないため、質問に答えにくい場合があります。必要であれば、事前に物流・倉庫会社に相談しておく必要があります。会社によっては追加費用となるケースもあります。

イレギュラーな注文への対応がしにくい

何かを同封してほしい、荷姿を○○のようにしてほしいといったイレギュラーな注文への対応がしにくい場合があります。逆にプレゼント対応などは、物流・倉庫会社にある資材を使って対応をしてもらえるケースもあります。

 

自社ネットショップにあう物流・倉庫会社を見つけるコツ

物流・倉庫会社と一口に言っても、その実態はさまざまです。また、得意としていることも異なります。私が物流・倉庫会社の選定にあたって感じたことは、

大手企業の方が小品種大量発送が得意

例えば、健康食品のように商品の種類は少ないけども、大量に発送をする必要があるような場合には、大手の会社が得意な印象を受けました。一方で、イレギュラーなことへの対応は難しそうです。

中小企業の方が多品種の発送に対応してもらいやすい

大手企業と異なり中小企業の方が、さまざまな要望に応えてもらいやすい印象があります。商品数は多く、1点あたりの発送数は少ないといった場合には中小企業の方が担当者レベルでの対応を期待できます。

ネットショップに詳しい担当者が無い企業が多い

物流会社・倉庫会社は、ネットショップに詳しい担当者がいない企業もあります。正直、そういった企業にお願いしない方が良いでしょう。

ネットショップの物流はニーズがあるということで、新事業として取り組んでいる会社が多くあります。ですが、物流会社は、もともとトラック1台動かして何十万円という取引をしています。一方でネットショップの発送代行は、1個何十円の世界です。事業として始めたものの、このギャップに我慢できず撤退する企業も多くあります。

自社のネットショップにあった物流・倉庫会社を見つけるコツ

複数の会社と商談をする

まず、基本ですが複数の会社と商談をしてください。そうすることによって、各社のサービスや価格の違いがわかります。

発送数、荷物の大きさ等の資料を用意する

発送数や荷物の大きさ、梱包資材など相手が判断できる材料を用意しましょう。また、現在の発送タイミング(曜日、時間等)も伝えれるようにしておきましょう。

よく発生する購入者の要望をリストアップする

プレゼント包装、同封依頼などよく発生する購入者の要望をリストアップしておきましょう。

倉庫の見学には必ず行くこと

商談の結果、可能性のある企業の倉庫には必ず見学に行きましょう。ちなみに最初の商談は自分側の事務所等でした方がよいです。その方が倉庫会社にとっても商品の保管状況、荷姿などを見れるので正確な見積もりを出してもらえます。

大きく値下げする会社はあまり信用できない(個人的には)

個人的な意見ですが、他社の見積もりを見て値下げをしてくる会社はあまり信用できません。発送代行のような長期間に渡って取引が発生し、お互いの信頼関係の必要な仕事において、月額でかかる費用を大きく値下げするというのは信頼関係が築けないと感じます。

発送代行をしてくれる物流・倉庫会社の探し方



発送代行をしてくれる物流・倉庫会社を検討しようとしても困るのがその探し方です。物流、倉庫会社にはさまざまな特長があり、得手・不得手もあります。また、各社のホームページではよくわかりません。かといって1社1社に事情を説明していくのも大変です。【物流倉庫 一括.jp】に依頼すると、一度のヒアリングであなたにあった物流・倉庫会社を案内してくれます。利用料は無料なので、活用してみてはいかがでしょうか。

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